Itanium2
Overview
intel Itanium2 プロセッサ(以下:Itanium2 と称す)は、これまでの Itanium プロセッサ(以下:初代 Itanium と称す) のソフトウェア互換であり、数少ない 64bit の資産をそのまま継承することが可能である。
また、初代 Itanium 同様に プログラムの実行形式も RISC や CISC とは異なり、EPIC ( Explicitly Parallel Instruction Computing:明示的並列命令コンピューティング ) という並列処理技術が搭載されている。
初発表日:2002年7月9日
周波数:1.5GHz、1.4GHz、1.3GHz、1GHz、900MHz
バス幅:128bit、400MHz、6.4GB/s
物理メモリアドレス:50bit
パッケージ:611(28x25)ピン PGA
トランジスタ数:約4億1000万(1.5GHz 6MB L3)
製造プロセス:0.18μm / 0.13μm
ダイ・サイズ:421mm^2 / 374mm^2
キャッシュ:L1 / 32KB、L2 / 256KB、L3 / 1.5MB or 3MB or 4MB or 6MB
動作電圧:1.1V、1.3V、1.5V
消費電力:62W(1GHzLV) 〜 130W(1.5GHz)
関連サイト
インテルジャパン(株) Itanium2 製品情報
http://www.intel.co.jp/jp/developer/design/itanium2/index.htm
掲載している CPU は HP Workstation zx2000 用のものである。
同社のワークステーション(HP9000シリーズ) には同様の形状をした
Panasonic製 CPU クーラーが実装されているが、埃が詰まり易いので
定期的なクリーニングが必要である。
新品パーツで入手したので、ピン側にはプラスチックのカバーが装着されていた。
プロセッサ情報。左から順に 900MHz、マルチプロセッサ対応版、3次キャッシュ1.5MB、FSB 400MHz、
コア電圧 1.5V、S-spec SL6P6 (B3ステッピング)、マレーシア製、2002年52週製造 とある。
なお、 Itanium2 シリーズの Family ID は 0x1F と定義されている。
ピンは 28x25 列だが、未接続のピンが点在するため、合計 611ピンとなっている。
「その者 青き衣をまといて金色の野に降りたつべし」(ぉ
CPU クーラーは脇の4つの爪で固定されている。
CPU クーラー裏面。熱導電シートが挟まれている。
ヒート・スプレッダー表面のレーザーマーキング。intelロゴ以外には
Assembly Process Order Number と シリアルナンバーが刻印されている。
CPU 全体。2次/3次キャッシュがオンダイになったため、レイアウトは
初代 Itanium に比べ随分すっきりしている。
側面。雰囲気としては intel Xeon プロセッサのような感じである。
1つ前に戻る