今日はSV/3によるRvII26打倒クーデターのお話です。 いきさつ  メルコ から クロックマルチプライヤ と呼ばれる、システムクロックを 逓倍してCPUに送る、懐かしくも新しい下駄(通称N3下駄)が出回っているのは 周知の事実ですが、これはAMD-K6シリーズを念頭においた構造となっています。 しかし、先日 Oh!PC を読んでいたらこの下駄の設定が載っていて、 何と PC-98/AT 切り換えスイッチが存在しているではありませんか。 この瞬間、思いもよらぬ発想がひらめきました。 「SV/3 に N3下駄挿して P55C を載せてデュアルにすれば RvIIに勝てる!」 というのも、P55C自体のオーバークロック耐性は非常に高く、350MHz付近で 稼働できる事が既に判っていたからです。 さて、  以下、用意する物です。 N3下駄・・・2ヶ SV/3 + SV-98/3-B01(これが無いと話にならない) P55C(PPGAが望ましい) PL-PRO/MMX Plus (3.5v加圧時必要) 今回はとりあえず動作試験と言う事で、後段のCPUをN3下駄化する事にしました。 手順は・・・ 1.P55CをPL-PROに載せ、倍率をx2.5に、電圧を3.5vに設定する。 2.これをN3下駄に装着し、N3下駄の設定は逓倍2倍、他OFFにする。 これで動作すると、CPUクロックはシステムクロックの5倍となり、 63*5=315MHzとなります。 さて、起動実験です。 ・電源投入。 「ピポッ」 まぁCPU0は元のままなので動いて当然、後はAPICが動作するかです。 っていうか、315MHzでも余裕だなぁ(笑) ・640KB過ぎて、プロテクトメモリをカウントしに行くまでの時間がかなり掛かるので  2CPUとして動作している模様。 ・数分後、192MB分メモリチェック終了。 ・NT4.0、DGVS-09Uよりブート開始。 ・そして・・・・プロセッサの数が表示される、そのとき・・・・ ”1 System Processor” あんまりです。 仕方が無いので、今度はCPU0のN3下駄化を実施しました。  ところが、今度はメモリチェック終了後、固まります。 ひょっとすると、ADSの設定が悪いのかと思い、とりあえず-2にして みましたが、状況は変わらず。 +側にすると今度はいきなり MEMORY ERROR を出して起動しません。 下駄の逓倍をx1.5にしてみましたが、今度は頻繁に MEMORY ERROR を出して、 余計不安定になってしまいました。 レイに依ってSV/3だけの症状かと思い、Xa10(V20とも云ふ)で同様の試験を 試みましたが、全く同じ症状です。 結局メモリチェックより先に進みません。 で、ひょっとして普通の98では駄目なのかと思い、最終兵器 SV/2で 試しましたが、何と SV/2も同様の症状で固まります。 という事で今回のクーデターは未遂に終わり、とうとうSV/3は 日の目を見る事無く余生を送る事になりました(汗) 余談 ADSとRise mP6プロセッサ SV/2ではメモリチェック後固まるので、ADSでタイミングをずらせば 解決するかと思い、頑張ってみましたが無駄でした(笑)。 とりあえず今回は引き下がりますが、また機が熟したら企てようと思います>謀反(笑) #この文書は東京BBSに6/14に書き込んだ物を加筆修正した物です。