パリ無しSIMMを使えるようにする [はじめに] 486CPUを搭載した一部のNEC98(Ce2,Ap2,Ts等)では、パリティー付きの SIMMしか使えず、メモリ増設はコスト高になりがちでした。 そこで、何とかCPU側を細工して、パリティーを解除出来ないものかと、 いろいろ試してきました。 そしてついに、パリティーをハードウェア的に解除する事に成功しました。 まぁメリットに関してはいちいち説明する必要はないでしょう。 心おきなくノンパリで満載してあげてください。 [用意するもの] 486CPU(PGA)、ピンを折るための工具またはCPUをいじらない場合は下駄、度胸 CPUがQFPの機種(Cs2,Ts等)は、少々ややこしい改造が必要になります。 改造に際して、パターンカット等の技術が要求されます。 ここでは、168PinのCPU(Am5x86,Cx5X86,i486)を例にして説明します。 [手順] 1.PCHK# をマスクする。 PCHK#は、CPUをピン側から見て、1番ピン(切り欠きが有る方です)が右下に 来るように見た場合に左から3列目の1番上のピンになります。 折っても構いませんし、ジュンフロン線の被覆でマスクしても構いません。 とにかくソケットから絶縁すればOKです。 以上で作業終わりです(爆) [動作確認環境] 文豪DP60(俗に言うAp2) + 下駄 + Cx5X86-120GP PC-9821Ce2 + ViperPowerMulti586Ce(Am5x86-133ADZ) PC-9821Ts + DX2ODP66 MS-DOS から Windows NT 4.0 まで異常無く動作しました。 普段使っている環境で、異常の無い事を確かめて下さい。 [現在の問題点] ・パリティーが無くなる(そりゃ当然だが)。 ・PentiumODPに関しては、まだ試しておりません。  その他の486互換CPUに関しては、大丈夫でしょう。 [今後の予定] QFPの486を搭載したマシンでの試験 多分足上げor足切りになるんじゃないかと。 PentiumODPでの試験 #この文章は東京BBSでだいぶ昔に発表した物を加筆修正したものです。