パリ無しSIMMを使えるようにする [はじめに] Pentiumを搭載した一部のNEC98(Af,Xa,Xt,Xa9,SV98)では、パリティー付きの SIMMしか使えず、メモリ増設はコスト高になりがちでした。 そこで、何とかCPU側を細工して、パリティーを解除出来ないものかと、 いろいろ試してきました。 そしてついに、パリティーをハードウェア的に解除する事に成功しました。 [用意するもの] PentiumCPU、ピン同士を配線するための線材(〜0.26mm程度)と工具、度胸 [手順(Socket4を除く)] 1.PCHK# をマスクする。 PCHK#(AF04)ピンを折るなどして、ソケットから離します。   ジュンフロン線の被覆等で絶縁しても構いません。 2.NMI をVccに接続する。   NMI(AC33)ピンを折るなどしてソケットから離し、Vccに接続します。 一番近いVccは AC37 になります。配線してから、AC33を切断する方が無難です。 以上で作業終わりです(ォィ [動作確認環境] SV-98 model2 + WinNT4.0 PC-9821Xt/C10W + Win98 いづれも、CPUはPentium90(SX957)です。 PC-9821Af/U9W(Pentium60) SV-98 model1(Pentium66) 普段使っている環境で、異常の無い事を確かめて下さい。 [現在の問題点] ・パリティーが無くなる(そりゃ当然だが)。 ・INTELSAT.EXE等でPCIsetレジスタをいじっていた場合、変更が必要。 ・K6-2ではノンパリSIMMのバンクごと認識されなかった。 ・MIIやC6でも同じ手順で外せる可能性大。 ・SV-98model1A2-10ではPCI SYSTEM ERRORが出て起動不能。 [今後の予定] 今回試験したものと異なる環境での試験 SV/3,Xa9 WinChipC6,Cyrix-MII #この文章は1/19に東京BBSで発表した物を加筆修正したものです。