システムクロックを上げる 〜SV-98model2編〜 はじめに SV-98model2(以下:SV/2)は、システムクロックが60MHzなので、 最近のMMX-Pentium等の新しいCPUに換装しても、その規定のクロックまで 上がらないため、悲しい事になります(笑)。 そこで、システムクロックを上げる事によって、システム全体の パフォーマンスを上げてみましょう。 現在判っている問題点 PCIクロックも上がる(システムクロックの1/2)ので、 AHA-2940系のSCSI I/Fがまず転ける。 汎用拡張スロットは問題無し。 対処法:SCSI I/Fもクロックアップする(コラム参照) 改造の内容 マザーボード上の60MHzのOSCをより高クロックの物に交換する。 用意するもの 度胸、半田取り器、半田小手、14PinICソケット、任意のOSC(〜80MHz程度) (ICソケットの無駄な足はカットして下さい。) 作業の手順 1.本体側面の蓋を開け、マザーボードを取り外します。   メモリボード付近に60.000MHzと書かれた長方形のOSCがあり、   これが今回のターゲットです(笑) 2.半田取り器で、OSC周りの半田を抜き、OSCを取り外します。   無理に引っ張らない様、気をつけて下さい。 3.スルーホールを綺麗にした後、ICソケットを挿し、半田付けします。 4.元の60MHzのOSCを挿し、起動実験。   問題が無ければ、作業は成功です。   あとは、好きなOSCを挿して下さい。 (危)電源ユニットの+5v ADJのツマミをいじる事により、   有る程度まではマージンを上げる事が出来ます。   頑張って下さい(ぉぃ 私の場合 ウチのSV/2は、80MHzが限度の様です。 78.431MHzが実用限界、75MHzで完全安定です。 コラム:AHA-2940 のクロックアップ これはPC-9800だけでなく、AT互換機でも起こる現象で、 システムクロックとPCIクロックが同期している場合、 PCIクロックが上がりすぎて、PCIカードが正常に動作しなくなる現象が 有ります。このままでは仕方がないので、SCSI I/Fもついでに クロックアップしてしまいましょう(笑 方法はボード上の40MHz(または42MHz)のOSCを交換するだけです。 大抵50MHz位までは載りますから、各自試してみて下さい。 転送も少し速くなるので、一石二鳥ですね(^^;