システムクロックを上げる 〜SV-98model3編〜 はじめに SV-98model3(以下:SV/3)は、システムクロックが60MHzなので、 最近のMMX-Pentium等の新しいCPUに換装しても、その規定のクロックまで 上がらないため、寒い事になります(笑)。 そこで、システムクロックを上げる事によって、システム全体の パフォーマンスを上げてみましょう。 現在判っている問題点 ・全然上がらない(笑) ・PCIクロックも上がる(システムクロックの1/2)ので、  内蔵のSCSI I/Fが転ける可能性大。  汎用拡張スロットは問題無し。 対処法:SCSI I/Fもクロックアップする(コラム参照) ・発熱が凄い 改造の内容 ・マザーボード上の60MHzのOSCをより高クロックの物に交換する。 ・PCIsetに冷却ファンを取り付ける。 用意するもの 勇気、半田取り器、半田小手、14PinICソケット、任意のOSC(〜66MHz程度) CPUファン(PCIset冷却用) (ICソケットの無駄な足はカットして下さい。) 作業の手順 1.本体側面の蓋を開け、マザーボードを取り外します。   PCIスロット付近に60.000MHzと書かれた長方形のOSCがあり、   これが今回のターゲットです(爆) 2.半田取り器で、OSC周りの半田を抜き、OSCを取り外します。   無理に引っ張らない様、気をつけて下さい。 3.スルーホールを綺麗にした後、ICソケットを挿し、半田付けします。 4.元の60MHzのOSCを挿し、起動実験。   問題が無ければ、作業は成功です。   あとは、好きなOSCを挿して下さい。 (危)電源ユニットの+5v ADJのツマミをいじる事により、   有る程度まではマージンを上げる事が出来ます。   頑張って下さい(マテ 私の場合 ウチのSV/3は、64MHzが限度の様です。 66.6MHzではWinNTが起動しませんでした。 コラム:内蔵SCSIのクロックアップ 原理はSV/2の時に書いた通りです。 方法はボード上の40MHzの正方形OSCを交換するだけです。 大抵50MHz位までは載りますから、各自試してみて下さい。 まぁ通常は交換が必要になるほどシステムクロックは上がりませんが(^^;