PC-9800で Thriller 3D を使う

ヘラクレス社から発売されている RenditionV2200搭載の Thiller 3D。 標準でSGRAMを4MBまたは8MB搭載し、強力なMPEG再生機能、OpenGL ICDを サポートする等、3Dlabs社Permedia2と並ぶマルチメディア製品である。 また、リファレンスドライバは 3DNow! に対応するなど、興味深い1枚だ。

Thriller 3Dの主な仕様(AT互換機)
ビデオコントローラー :Rendition V2200
RAMDAC :内臓230MHz
Bus Location :PCI 2.1
主な解像度(8MB版) :1024*768Dot 32Bit/Pixel 75Hz
ドライバーサポート :Windows95,NT4.0,OpenGL,Direct3D,etc
PC-9800への搭載
搭載するにあたって、以下の作業が必要である。

A、外観を損なってもよい方法(私がやった方法)
BIOS-ROMの28Pin目(チップ正面上中央から1つ右)を基板から浮かす、 または斬る。詳しくはROMのチップのピンアサインを見る事。
B、見た目綺麗な方がよい方法(一般的?)
www.hercules.comから、BIOS-ROMのアップデートプログラムを入手して、 BIOSをアップデートする・・・している最中にマシンの電源を切る。 見事ROMのアップデートは失敗し、BIOSは動かなくなる。
あとは、以下の手順でどうぞ。
1.本体に実装する。
2.ドライバを組み込んで再起動。
  これでThiller3Dが動作すれば成功である。
導入に当たっての注意
・現在動作確認しているOSはWindowsNT4.0sp3のみである。
・Windows95では試していないが駄目だと思う。
・搭載可能マシンは、PCIバス搭載機であれば大丈夫な様だ。
・SV-98model2、3/PC-9821Rs20/B20で動作確認済み。
・以下にベンチマーク結果を示す。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
使用機種 SV-98 model 2N1
Processor AMD K6 3D 375.0MHz [AuthenticAMD family 5 model 8 step 0]
Display Rendition
Memory 178,620Kbyte
OS Windows NT 4.0 (Build: 1381) Service Pack 3
Date 1998/10/25 23:47

ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
解像度 1024x768 65536色(16Bit)
5408 0 0 24997 2552 15517 197 28 0 0 0 C:10MB
解像度 1024x768 1677万色(32Bit)
3930 0 0 18699 1950 10597 196 2 0 0 0 C:10MB
解像度 800x600 1677万色(32Bit)
4786 0 0 22920 1973 13198 197 18 0 0 0 C:10MB
解像度 800x600 65536色(16Bit)
5651 0 0 26438 2594 15986 196 24 0 0 0 C:10MB


★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
使用機種 PC-9821Rs20/B20
Processor PentiumPro 199.4MHz [GenuineIntel family 6 model 1 step 9]
Display Rendition
Memory 55,676Kbyte
OS Windows NT 4.0 (Build: 1381) Service Pack 3
Date 1998/10/25 22:46

ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
解像度 1024x768 65536色(16Bit)
5458 0 0 28155 1528 13875 110 26 0 0 0 A:10MB
解像度 1024x768 1677万色(32Bit)
3642 0 0 18039 1049 9985 64 2 0 0 0 A:10MB


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